だってfingerなんだもん(2008年5月16日)

怒涛の如く忙しかった繁忙期も過ぎ、やっとひと息つけたのは桜前線が東京を過ぎ去った頃につき、まったく春を感じていないロドリゲスです。

さて本題に入ります。

そう、それは愛し合い永遠に離れることのない恋人の仲を引き裂くような出来事だったのです。
3月の繁忙期の真っ只中、パソコンのCPUの留め金がぶっ飛んでしまいました。忙しさのあまり新しいパソコンにデータを移動する時間などありません。日頃は温和でお茶目なロドリゲスも、困り果てたあげく自分で瞬間接着剤で留め金をくっつけてやろうと企みました。

机の中にいつか使うであろうとキープしていた瞬間接着剤。
何でも一瞬でくっつけてしまうその高性能な実力と、パッケージすら開けていないその真新しいボディに、高鳴る鼓動を抑えきれないんです。まずはケースから取り出して軽くほっぺにスリスリしてあげて、いざキャップを取り外し接着!と、その前にキャップの裏の尖った部分で接着剤の出口となる先端をチョコンと突っつく作業が必要だよね。栓をするだけのキャップにすら、新品のチューブの先端を開ける機能なんかをオマケで付けて、まさに無理も無く、無駄も無く高機能なコイツを惚れ直しつつ、キャップで接着剤の頭を突っつきました。

そして・・・

突っついた直後、とろみの無いその液体は湯水の如く溢れ出す。さすが100円ショップクオリティ!とツッコミを入れたくもなるが、溢れてはイケナイこの科学の液体をこぼさぬよう、つい左手ですくってしまう。
そして高機能なコイツは、あっという間に我が手を蝕み、自由に動いていた指を接着し始める。
まるでどこかの誰かのセリフのように「引かぬ!媚びぬ!省みぬ!」とばかりにくっついた指は離れません。

雄叫びをあげながら疾風の如くダッシュで台所へ行き手を洗う。お湯+洗剤のナイスコンビネーションにより、なんとか指同士は離れてくれましたが、高機能なアイツはこの指にこびりついたままなんです。

フィンガー薬局で店員の熱い視線を感じながらも、こびりついたコイツを引き剥がそうと、ネイルリムーバーという名の除光液を購入しました。なんとかキーボードが打てるぐらいまで指が復活し、九死に一生とはまさにこの事。ただでさえ忙しい時に限って、こんなトラブルが起こるもんです。これからは地道にコツコツやっていこうと心に決め、通常通りに仕事をこなし始めたその数時間後、新規サイトの登録をしようとしたら、いたずら好きなGoogleの神様がこんな小さなプレゼントをくれました。

オプションに入れる「語」に出てきた文字が「finger」とは、まさにミラクル。今の自分にとって、ど真ん中ストライクで見逃しようの無い言葉です。ありがとうGoogle。これからはもっとキミに新しいウェブサイトを登録してあげるから、瞬間接着剤を安く買おうなんてしないから、届かぬこの思いを受け取ってください。
そして、どうか自分が登録したウェブサイトを、上位に表示してやってください。

fingar
ロドリゲス