改めて知るWebの常識(2012年8月16日)
こんにちわ、ヒライドです。
夏も半ばを超えましたが、まだまだ暑い日が続いています。
今日は、最近読んだ書籍「インターネット&Webの必須常識100」の紹介をしたいと思います。
書籍の簡単な説明をすると、新人にWebの基礎知識をつけてもらう、教えて行く為の書籍です。全6章に分かれており、一通りの流れの知識が把握できるようになっています。
私が購入した目的としては、新人さんやWebに詳しくない方への説明する時の資料として購入しました。じっくりと読んでみると、私自身も大雑把にしか覚えていない事に驚きました。まだまだ勉強不足だと実感させられました。
人に伝える・教えるとなると、正しい知識を持って向き合っていく必要があります。あやふやな知識のまま、人に伝えてしまうと、あやふやなまま覚えられてしまいます。
みなさんは自分の知識がどのレベルなのか気になりませんか?
日頃の業務で、打ち合わせなどで「この知識は正しい」と思っていませんか?
私も基礎知識程度なら持ちあわせていると思っていました。
さて、ちょっとした問題です。以下の四つの用語の説明を、新人さんやクライアントさんが理解できる簡単な説明を考えてみてください。
- ドメインの繋がるしくみ
- ソーシャルアプリ
- API
- クラウドコンピューティング
いかがですか?いつも使っていたり、聞いている単語でも、いざ説明をしようとすると難しい言葉を多用したり説明が長くなっていませんか?
私も説明する際に、難しい言葉を並べてしまいがちです。これは、知識のない人にとっては、呪文のように聞こえてしまいます。目的は相手に伝える・理解してもらうことなので、その人の分る言葉で説明するのが理想です。
例題にあげた単語も、伝え方次第で、すんなり理解してもらえるはずです。
書籍中には、必要最低限の事を主体に細かい仕様は関連用語として補足されています。補足事項も必要な知識ですが、まずは一連の流れを理解する事が大事だと思います。
新人の教科書として、または新人への指南書として、教える側・教わる側が正しい知識を身につけながらコミュニケーションを取ることができる一冊だと思います。
みなさんも書店で見かけた際には、ヒライドに騙されたと思いつつ是非中身を覗いてみてください。きっと新人さんやクライアントさまと一歩踏み込んだ話ができると私は思っています。
さて最後に、例題の解答です。私なりに簡単に説明してみます。
- ドメインの繋がるしくみ
- ドメイン・ネーム・システムというドメイン名とIPという数字の文字列の変換をしているサーバに通信し、ドメインに紐付いているIPを返答しています。返答されたIPに接続する事でドメイン名で各種サーバ(ウェブサーバやメールサーバ)に接続ができるようになる。
- ソーシャルアプリ
- TwitterやFacebookといったソーシャル・ネットワークを主体として、ユーザー同士のつながりや交流関係を活かしたWebアプリケーション。代表的なソーシャルアプリとして、InstagramやBeluga(現:Facebookメッセンジャー)などがある。
- API
- 正式名称はアプリケーション・プログラム・インターフェースで、命令や関数などの集合体で個々の機能を利用する際に、簡単なプログラムで情報を読込・実行・書込することができる。例としてGoogleMapsで下記の一行を追記するだけで表示が衛星写真タイプに切り替える事ができる。
map.setMapType(G_SATELLITE_MAP); - クラウドコンピューティング
- ネットワークをクラウド(雲)として表現し、元々コンピュータにインストールしていたソフトウエアとデータを、ネットワーク上に作成・保存・実行ができるサービス形式。代表的なサービスとしてGoogle社が提供する[ Gmail ]や、Apple社の[ iCloud ]、Microsoft社の[ SkyDrive ]などがある。
この中でも、[ ソーシャルアプリ ]と[ API ]は、詳しい内容をジェイテンネットの用語集に掲載していますので、気になった方は是非ご覧ください。
それでは、ヒライドでした。